伝統行事「立志式」の紹介/和賀東中学校PTA会長 斉藤 淳司
【立志式】
東中学校(私の母校です)は創立三十年を越えたばかりで比較的歴史の浅い学校といえますが、一九七九年(昭和五四年)から行なわれていて今年で二六回目となる行事、立志式というのがあります。一年生は入学式、三年生は卒業式があり、二年生にはけじめをつけるような行事はありませんでした。当時の校長である菊池敬一先生が宮城のある中学校で行なわれていた行事を参考にして、二年生には大人としてけじめをつけさせたいという思いから「立志式」が始まったそうです。当初は午前中に対象となる二年生全員がロードを走り、親にその雄姿を見せておりました。親はそんな子供達の為にご飯を持ち寄り、地区ごとにおにぎりを作り、子供達と共に昼食をとっていたそうです。午後には式に臨み、親の前で個人個人で誓いをたてていました。現在では「走る」ようなことはなくなってしまいましたが、子供達がしき紙に書く決意や思い、親に渡す手紙などは今でもしっかりと伝統を受け継いで行なわれております。
【立志式】
今では市内の中学校でも立志式は行なわれていますが、北上地区で最初に始めた中学校として今後も続けてほしいと思っております。文化的意味のある行事、「立志式」を通し、今以上に子供達には東中学校の生徒として飛躍してほしいと思います。最後に今年は吹奏楽部がさくらホールで「ありがとうコンサート」を行なうことができました。七百名を超える方に足を運んでいただき大成功に終ることができました。これは地区の皆様や教育委員会の協力のおかげと感謝しております。誠にありがとうございました